やまうちクリニック
[外科・脳神経外科・内科・整形外科・リハビリテーション科]
院長:山内 克亮先生
目次
開業のきっかけ
勤務医時代は、脳神経外科医として患者さんの緊急オペから術後ケアと、時間に追われる毎日を送っていました。
脳出血や脳梗塞など重篤な病気にかかってしまった患者さんの治療が多く、命が助かっても大きな後遺症を残すことも多かったですね。
そんな日常のなかで、自分のやりたいことを考えたとき、できればそんな重篤な病気にならないような治療がしたいという気持ちが強くなってきました。
それには、大きな病院の勤務医よりクリニックのほうがよいと思い開業を決意しました。
具体的な開業を考え始めたとき、病院に出入りする数社の医薬品卸さんに声をかけました。
開業を専門に担当する方を紹介されましたが、いくつかの不動産物件情報をもってきては、「ここは、いかがですか?」という応対が何度か続きました。
実際に数回現地を案内されましたが、患者さんのニーズについて尋ねると、私が気に入ればこれから調査するとのことで、ここに土地が空いているから?違うだろ?マーケティングが先だろ?という私の思いが募り、勤務の忙しさもあって、しばらく開業を考えることから遠ざかってしまいました。
ある日、メディカルボックス東海さんと話す機会があり、開業の気持ちを伝えると、先ず私の開業を希望する地域を問われ、「競合先など綿密なマーケティングリサーチ後、先生の条件にあった適地を丹念に探してみましょうか?」との返答でした。
それが、私の開業に対する思いのスタートラインと一致し、メディカルボックス東海さんとの付き合いの始まりになったようです。
開業支援としてメディカルボックス東海を選択した理由
メディカルボックス東海さんの開業サポートに対する考え方と私が希望する開業の仕方に共通点が多かったところでしょうか。
開業を決めてから開院までに関わる「人・物・金」と打合せポイントや決定時期・事項などわかりやすく時系列でフローチャートにしてもらいましたが、これだけの準備をしていくのは、勤務医をしながらの私一人では、無理だと感じました。
やはり、私と意思疎通をとりながら事務長的な役割をしてもらうのはメディカルボックス東海さんが適任と思い、最初から開院まで全ての段取りをお任せしようと思いました。
また、メディカルボックス東海さんの開業サポート実績の多さに、正直驚きました。
なかに私の知っている先生が何人かおられたのですが、そのお一人が医局の先輩でした。
メディカルボックス東海さんに先輩のクリニックの見学をすぐ設定してもらい、開業に役立つ生の声をいろいろ伺うことができました。
そのとき先輩より、「こちらのプロに任せれば間違いないよ」との一言でサポートをお願することに決めました。
メディカルボックス東海のサポートに関して
開業地の選定
私の出身が岐阜市で、勤務地のほとんどが名古屋市内であったため、希望地は当初広範に考え、専門の脳神経外科・外科のニーズを最優先しました。
マーケティングリサーチを重ねた結果として、出身地にも近く脳神経外科・外科のない岐南町にしぼり、メディカルボックス東海さんに適地(事業用定期借地)を探していただきました。
建築設計
患者さんから、待合いの間取りが広く天井も高いので開放感があり、カーブを取り入れた明るい窓のデザインが斬新とよく誉められます。
診療スペースの動線も無駄のない流れになっており、スタッフも含めて居心地の良い環境で、大変気に入っています。
融資・リース
少ない自己資金からの開業ですが、私の診療方針でどうしても高価なMRI設置が必要でした。
建築規模も若干大きくなり、資金的に大丈夫かと不安になるときもありました。
交渉のなかで、銀行責任者の方が、MBさんの提出した資金計画・収支計画の市場性の根拠を重視され、結果として予想以上に良い評価をしてもらい、好条件の融資となりました。
銀行に自分の開業計画を評価していただいた点で、不安感も和らぎ、前向きに取り組めたと思います。
スタッフ採用
地区を絞った新聞折り込みによる募集が中心でしたが、大勢の方にご応募いただき、選択肢の幅も大きく、希望するスタッフの方を採用することができました。
内覧会
近隣の大勢の方々(約800名)にご来場いただきました。近隣の方々の関心の高さ・期待の反面責任の重さを痛感いたしました。
地域に貢献できるよう頑張ろうという気持ちが強くなりました。
これから開業をお考えの先生へアドバイス
我々は、Drではありますが、こと開業になりますと医業のみだけでなく、一個人店の店主の側面もかなり強いと思います。
それゆえに将来性のないところでの開業はきついですし、精神的なストレスも大きくなります。
私は、ニーズ最優先の開業をお勧めします。
開業地を決めるときは、コンサルタントの力によってかなり左右されるのではないでしょうか。
その点を、考慮されて計画を進められたらよろしいのではないでしょうか。
開業を決めてから、2~3年のらりくらりしていた私の尻をたたいてくれ、医業しか知らない私に、一商店主としての自覚を持たしてくれたメディカルボックス東海さんに感謝しております。